水中熱中症とは、プールや海などの水中で起こる熱中症のことです。水中にいると汗をかいていることに気づきにくく、また、水温が高いと体温調節がうまくいかなくなり、熱中症になるリスクが高まります。特に、日差しが強く気温が高い日の屋外プールでは、体温が上昇しやすく、注意が必要です。
水中熱中症の原因
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気づきにくい発汗:水中では汗が蒸発しにくいため、汗をかいていることに気づきにくく、脱水症状になりやすいです。
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水温の影響:水温が体温に近いと、体温調節が難しくなり、体内に熱がこもりやすくなります。
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プールサイドの高温:プールサイドは直射日光を浴びやすく、特に日陰がない場所では体温が上昇しやすいため、熱中症のリスクが高まります。
水中熱中症の症状
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初期症状:顔の赤み、ボーッとする、体が熱い、ぐったりするなどの症状が現れます。
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その他:発汗異常(汗が大量に出る、または全く出ない)、吐き気、頭痛、体の痛みなどが現れることもあります。
水中熱中症の対策
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こまめな休憩:水中での休憩時間を設け、日陰で休むようにしましょう。
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水分補給:喉が渇いていなくても、こまめに水分と塩分を補給しましょう。
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日焼け対策:日焼け止めを塗る、帽子をかぶる、ラッシュガードを着用するなど、日焼け対策をしましょう。
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水温の確認:プールの水温が33~34℃を超えている場合は、特に注意が必要です。
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体調管理:睡眠不足や体調不良の時は、プールに入るのを控えましょう。
その他
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アルコールは避ける:アルコールには利尿作用があるため、水分補給には適しません。
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経口補水液を活用:水分だけでなく、塩分やミネラルも補給できる経口補水液を飲むと効果的です。