初めまして、バックオフィスの中島です。
梅がほころび、桜ももう間近という穏やかな気候が続いていますね。皆様はどうお過ごしでしょうか。
三友企画では2月2日に内定者オリエンテーションがありました。
フレッシュな内定者と交流する中で、ふと10年ほど前の自分自身はどうだったかを思い出していました。
私が新卒だった2013年当時、就職氷河期ということもあり成績優秀者が何十社エントリーしても、中々就職先が決まらないような時代でした。
私は文学部だったのですが、同学部の先輩たちの過去の就職統計を見ると、「銀行」や「事務」が多く見受けられました。
周囲もそういった業種・職種を目指す人が多かったように思います。
しかし当時は事務職や銀行は狭き門であり、新卒で採用されることは本当に稀でした。
私自身、就職の上で特別なスキルがないこと、また同学科で希望者の殺到している業種・職種では採用されるのは難しいと推測できました。
そこで、サークルのOBやOGに「仕事の上でどういう後輩が欲しいか」と質問してみたところ、それぞれ他業種であったにも関わらず、その回答のほとんどが「パソコンに詳しい人」というものでした。
「パソコンに強ければ、どこの業界でも即戦力として数えられる。パソコンのプロフェッショナルになれば、転職したとしても役に立てるのではないか」と考えました。
そこで即、次に参加した就活の合同説明会で「パソコンに詳しい人」のイメージの強いIT関係の企業のブースで「私は文学を専攻していて、パソコンはレポートを書くためのWord程度しか使ったことがありません。それでもエンジニアとして働けますか」と尋ね歩き、その中で新人研修に力を入れている企業にエントリーしました。
そして文系の採用・研修に力を入れている企業に無事就職し、それこそパソコンの組み立てやケーブルの作成などから実地で勉強させていただきました。
5年ほどエンジニアとして働いた後、結婚を機に退職し、食品関係の会社へ転職をしました。その際に「パソコンに強い」ということで製品パッケージの開発や生産管理の一端を任され、育んだスキルを活かすことが出来たと思います。
振り返ってみると、当時はなかなか無茶なことをしていたなあと感じます。
長くなりましたが、皆様も何かに行き詰まったりした時こそ、勇気を持って知らない世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。
意外と「自分ってこういうこともできたんだ」と、自信に繋がるかもしれませんよ。