皆さん、こんにちは!
今日も絶好調!ただし筋肉痛の水柿ですっ!
常務のほうの水柿です…
このたび21kmを走るマラソン大会に参加してきましたので、そのことを書きます。
今まで10kmまでしか走ったことがないので、今回は、かなりの挑戦でした。
そしてその参加したマラソン大会「小布施見にマラソン」の感想を7つの特徴としてまとめてみました。
ところで皆さんはマラソン大会に参加したことはありますか?
そう、マラソンというのは、あの42.195kmをひたすら走るやつです。
普通の生活をしているだけでは、そんな長距離を走るなんて、とてもとてもできないのですが・・・
ハーフマラソン(21.0975km)とか10kmマラソンとか、
(フルマラソンと比べると)ほんの少し距離をライトにしたマラソン大会も全国各地で開催されていて、
今とても人気のあるスポーツイベントです。
30万人以上のランナーが参加する東京マラソンは別格ですが、
2~3万人ものランナーが参加する歴史がある人気のマラソン大会もあります。
ちなみに地元・筑西市でもやっています。
筑西マラソンは初開催から10年を迎え4,000人が参加する最長10kmのマラソン大会です。
さて、「小布施見にマラソン」は、
長野県にある小布施町という人口1.5万人、面積20k㎡ ほどの小さな小さな町で行われます。
フルマラソンではなく、ハーフマラソンにあたる約21kmを走るのですが、
「ミニマラソン」ではなく「見にマラソン」というところが、ミソなのです。
今年15回目の開催です。
第1回目の大会は、参加者が800名だったそうですが、
人気が人気を呼んで現在ではその10倍!
早く申し込みをしないと定員オーバーになってしまうと聞いていたので、
申し込み開始直後から電話をして参加することができました。
今年は8,100名の参加で、その6割が2回以上参加している、いわゆるリピーターだそうです。
そして、
コンセプトが実にしっかりしています。
キャッチフレーズは「ONの道よりOFFの道」です。
ホームページも”味”がありますね。
さて、前置きが長くなりましたが…笑
初めて参加し完走した私なりに感じた「小布施見にマラソン」の特徴を7つほどまとめてみました。
特徴1 事前に送られる資料がワクワクする!
今まで参加したマラソン大会(そんなに多い訳ではありません)では、
配布される冊子には、大体
①市長やら大会委員長やらの挨拶文章
②大会概要
③運営する組織や後援者、協力者の名前
④スポンサーの広告
が掲載されていました。
そして冊子の大部分を占めているのが、
⑤申し込みがあったランナーの氏名と所属の一覧 ……… orz
だから、「つまらない」んですよね。
つまらないから、ペラペラ~と斜めに読んで、ハイおしまい、です。
小布施見にマラソンはちょっと、いや、かなり違います。
30ページほどの冊子になのですが…
まず…1ページ目を開くと…
どんな想いで、どんなコンセプトで開催しているか、が素敵なフレーズで書いてあります。
これが最初に目に入るメッセージです。
なにかストーリーが始まるような予感がします。
それから…
楽しみ方が書いてあります。
ワクワクしました。
最後に…
臨時列車の時刻表や駐車場などの案内と、暑さ対策などの注意事項などが書いてあります。
ちなみに実行委員長の挨拶文章は
最後から3ページ目に
掲載されていました。
(「なぜ小布施見にマラソンに至ったのか」という想いが書いてあったので全部読んでしまいました。)
というように、1冊がしっかりした”情報”となっています。
情報なので、じっくり読んでしまいます。そして大会当日を楽しみに待ってしまいます笑
特徴2 制限時間がゆる~い
これは私のようなビギナーランナーにはうれしいですね~
通常マラソン大会には開催地の交通事情とかがあり、
フルマラソンで7時間… とか
制限時間が設けられています。
なので、参加する人にとっては、相当な練習と体力と勇気…など 高いハードルがあります。
その点、小布施見にマラソンは、
「21kmを5時間以内に走る」という、すっごく気が楽な制限です。
これは
「走る自信がない人にこそ走りきる達成感や喜びを味わってもらいたい」
という大会開催者の想いが込められているそうです。
ちなみに今年の参加者の最高齢は…86才だそうで…スゴイ!
交通事情も与しやすい、”田舎だからこそ”できること…ですが、
田舎は日本全国そこらじゅうにある中で、実践しちゃうところが
「よっ!さすが小布施!」
ということですね。
特徴3 コースが楽しい! 小布施を「見に」マラソン
フルマラソンとは異なり、21kmを走るいわゆる「ミニマラソン」なのですが、
ブドウ畑やリンゴ畑、栗林の景色の間を…
田んぼのあぜ道や…
こんな河原や土手も…
民家の間の路地裏などなども…走る~
”小布施町だからこそ”という道がコースとなっていまして…
まさしく小布施を「見に」行くマラソンなのです。
特徴4 食べ物のおもてなし ~「あーおなか一杯!」ってなる。
20カ所以上にわたる「エイド」と呼ばれる給水所には、水とトイレだけでなく、
産地の食べ物をボランティアスタッフが配ってくれます。
リンゴジュース!最高に美味しかったぁぁ
6km付近のジェラート 冷たくてサイコー(>v<)
トマトは茨城産!でした´,_ゝ`)v これは声を大にして言いたい!笑
このアイスも18km地点の疲れ切った身体にはサイコーのプレゼントでした。
信州牛 肉肉肉はテンション⤴⤴上がります。
その他にも、地元の牛乳、野沢菜、梅干し、きゅうり、フルーツ…
それから水やアミノバリューだけでなく、塩飴。
それから首に巻き付けたり身体を冷やすアイスバックも生き返りました~。
完走するだけではなく完食するのも目的の参加者もいるそうです。
走り終わった後には「くたびれた~」だけではなく「おなか一杯~☺」となるのです。
特徴5 音楽のおもてなし ~沿道で楽しませる
コースのあちこちに20カ所以上にて、音楽を奏でてランナーを元気づけてくれます。
有志のアーティストたちの「演奏」でランナー達との「縁走」を創り出すのだそうです。
実際に、疲れている時に音楽が聴こえてくると励まされました。
最初のランナーが来てから最後のランナーまで… 3,4時間にも及んで演奏するんだから大変ですよね~きっと。
ほかにもコース沿いで、たくさんの応援者が
「いってらっしゃい!」という温かい言葉や
ハイタッチ! で
送り出してくれます。
なかには水戸黄門だったり…
可愛らしいおばちゃんや、
可愛らしいおじちゃんも…
スラックラインのパフォーマンスも!
実況する浄光寺の副住職・林和尚
熱烈なお出迎えでランナーをお出迎えしてくれます。
特徴6 参加者が楽しんでいる、そして楽しませてくれる ~ コスプレとか
これがもっとも分かりやすい特徴といえるかもしれませんね。
とにかくスゴイんです。最近都会で流行っているハロウィーンなんかもこんな感じなのでしょうか??
棋士の藤井四段とか、ひふみんこと加藤四段、ブルゾンちえみなどの流行りものから、
アニメのキャラクターとかタレントとかのコスチュームを着たいわゆるコスプレをして参加する人が
うじゃうじゃいるんです。
・・・ブルゾン風のランナーは何十人もいました。
なかには、マンモスとか
ラピュタの巨神兵のような本格的な強者コスプレーヤーもいますし、
クマのプーさんとか
ミッフィーとか、
これで21kmも走れるの~というようなデカいものもありました。
あの子供向け人気アニメのキャラクター
バイキンマン
はなかっぱ
今はやりの将棋
林家ペーパー夫妻風
人力車
バカ殿
お寿司のネタ
ルパン三世と仲間
ジブリキャラ
ミスターインクレジブル
謎のウォーターメロンブラザーズ
ここでは紹介しきれないほどのコスプレーヤーであふれかえりました。
見ているコチラも楽しいですし、コスプレーヤーも楽しんでいるんでしょうね。。
それから、
コスプレ以外にも、「弾き語り」というか「弾き走り」って言うんですかね。
ずっとギターを弾きながら歌っているミュージシャンランナーもいて、そうすると
他のランナーも一緒に合唱しながら走ったりして、楽しんでいました。
とにかく、21kmを走るあいだ、疲れを吹き飛ばしてくれるようなランナーがたくさんいました。
特徴7 参加賞のグッズもたくさん!
なんかもらえる物がたくさんあるんですよね。
こんなにもらっていいのかなぁ~って感じるほど。
デザインも、このロゴをベースにしたもので、カッコいい~!
①Tシャツ
おしゃれです。普段使いできそう。
②オリジナル筒状バンダナ
バンダナが筒状になっているんですが、キャップのように被ることもできるし、間に氷を入れて首に巻いてクールダウンにもなります。
③クリアファイル
雨が降っていても、ゴールした後の完走証などの書類が濡れません。今回雨は降っていませんでしたが…
④フィニッシャーズタオル(バスタオル)
ゴールした後にもらえる。これが一番うれしいかも。
⑤その他
スポンサーからの協賛品なのでしょうが、ドリンクとかスープとか8×4とか、受付後の袋にはたくさんのものが入っていました。
最後に
いままで参加したマラソン大会とは一味も二味も違うマラソン大会でした。
「疲れたー」
「おいしかったー」
「おなかいっぱいー」
「楽しかったー」
「また来たいなー」
そんな想いをつくる仕組みのイベント。スゴイです。
リゾート開発のような莫大なお金をかけてハードを整えたわけではなく、
ほとんどがヒトが創り出したソフトパワー💪
「地方創生」とかよく言われていますが、つまりそういうことですよね。
その”地域だからこそ”できること、を見つけて、力を注いで、小さくてもいいから波をつくる。
これは、会社を経営することにも通じると感じました。
”三友企画だからこそ”できること。
それが三友企画の社風となり、魅力となり、企業の成長につながるはずです。
さて、これからどんな波が起きるのか…楽しみです。
最後になりますが、
小布施の人々に! ボランティアスタッフに! ランナー達に!
そして一緒に走ってくれた友達に! (快く?)送り出してくれた家族に!
また、最後まで長文を読んでくれたあなたに(笑)
「ありがとー」